葛飾北斎の娘・応為も愛した「赤い襦袢」で女は輝く

「赤」でこっそりオシャレを楽しむ

 

「美人画を描かせたら応為(おうい)には敵わない」と世界的にも有名な画家・葛飾北斎に言わせた人物。

北斎の三女、葛飾応為(かつしかおうい)はもしかしたら北斎よりも才能があったのではないかと言われている、謎多き浮世絵師です。

名前は「お栄」なのですが、北斎に「おーい」と呼ばれていたことから、応為という画号になったと言われていますが、適当につけた感じがいいですね。

しかもアゴがでていたから「アゴ」とも呼ばれていたとか。

天才とはどこか変わっているイメージがありますが、この応為さんも相当おもしろいんです。

夫の絵が下手くそだと鼻で笑って離婚されたり、女仙人になろうとしたり、酒とタバコを好み、家事はできない。

ゴミ屋敷に住み、ひたすら絵を描いていたらしいです。

晩年は吉原に頻繁に足を運び、遊女たちの絵を描いていたようです。

 

出典: http://www.ukiyoe-ota-muse.jp「吉原格子先之図」

 

光と陰の描写がこの時代の日本の技術としては相当繊細で高度らしいです。

 

出典: http://museum.menard.co.jp/collection/japanese/katsushika_oi_01.html 「夜桜美人図」

 

夜桜の下で、灯篭の明かりを頼りに歌を詠む女性。

光の具合で赤の着物が美しく際立って見えますね。

夜空の星の描写もこの時代の日本にない表現法らしく、応為は海外の作品にも精通していたのではないかと言われています。

父・北斎は背中に羽の生えた子供の絵も残しており、天使といえば、キリスト教。

異教徒を禁止していた江戸時代に西洋の文化に目を向けるこの親子、なかなかの異端児です。

そんな娘は着物の襦袢に「赤」を入れて描くことが多いのですが、これは派手な柄の着物を着ることが許されなかったこの時代に精一杯のオシャレを楽しんでいると言われています。

自身の身なりは気にしなかったようですが、さすが美人画のプロ。

北斎の「青」に対し、応為の「赤」と言われているみたいですね。

 

粋なオシャレ「赤」の襦袢が裾からちらり

 

出典: https://renote.jp/articles/1767「三曲合奏図 」

 

そんな応為の美人画に習って私も赤い襦袢を着てみることにしました。

女優の二宮小夜子さんも襦袢は赤を着ているとおっしゃっていましたが、素敵な女性は着こなしも素敵でした。

自分のサイズに合わせた正絹の長襦袢を仕立てたいところですが…

そもそも正絹のお着物を着てお出かけしないため、とりあえずは安物からスタートです!

初心者にはこれで十分です。

ちょっとゴワゴワしてそうですが、お試しにはちょど良さげです。

私は二部式のものを購入しました。

 

 

これくらいなら自分で作れそうですが、手間を考えたら購入した方が楽ですね。

「応為」のドラマや特集を見るたびに彼女の作品や人間性に惹かれて、今では彼女がなんだか好きになっています。

彼女の美人画のような艶っぽい女性になれるかな… 

ということで、皆様も「赤い襦袢」に挑戦してみてはいかがでしょうか。